建物内外とも、着々と進行中の彦根の家。
屋根面には太陽光発電と、さらに太陽熱利用も兼ね備えるOMXシステムのパネル設置も完了し
完成後の本格稼働が待たれるところであります。
彦根の中心部においては、一昔前ならば田畑が広がり
長閑な町並みであったような場所も
古くからある集落内部にまで宅地開発が進んだ現在では
遠くまで視界が開けた土地は今や貴重な存在となりつつありますが
当地はそんな恵まれた場所にあります。
となれば、その利点を生かさない手はない。
事前の現地調査を元に、最も眺望のいい場所を想定し、
そこに滞在時間の長い部屋を配置し、
ここぞとばかりに視界が開ける窓を穿つ。
想定通りの結果とはいえ、実際にその眺望を目前にするとやはり嬉しいもの。
この景色が変わらずあり続けてくれることを願うばかりです。
毎日、意識的にせよ、無意識にせよ、ふと目にする窓の向こうの景色が
住む人に与える影響は決して小さくないと思っています。