市内某所、また新たに始まる現場にて
建物の工事に先立ち、井戸掘り工事が進行中。
近年は新規に井戸を掘ることは本当に少なくなったので
私も工事に立ち会うのは数年ぶりです。
ともあれ、良い水脈のある深い層まで掘れば
水量は豊富、水温は年中一定に保たれていて
夏に冷たく冬はあたたかい井戸水はとても有り難いもの。
この場所で何m掘れば良い水脈に当たるかは
データから事前に計画が立てられていますが
やはり最終的には、掘り進めながらその道のプロが見極めるのです。
これから始まる工事用水にも、この水を大切に使わせていただきます。
よい水が出ますように。
平面プランが十分に煮詰まったら
次段階は模型で3次元のシミュレーション。
実際の目線に掲げて、空間のつながり方やヴォリュームを確認したり、
窓の位置、開口の大きさを検討したり、
光を当てて、夏の日差しの遮り、あるいは冬の日差しの取込みをシミュレーションしたり、
様々な検討に有効なのです。
スマホのカメラを疑似目線に見立てて
VRのごとく想像を膨らませてみるのも面白い。
着工を控え、諸々の検討はさらに続いてゆくのです。