4月初めから着工していた能登川の家は
先日無事に上棟が完了いたしました。
能登川の家は、大阪の設計事務所さんの設計物件。
今回いろいろとご縁があって、
豊住研で工事させていただいているのです。
二方向を道路に接する敷地なのですが
道路上のそこらじゅうに電線やら有線が走っていて
レッカー作業が少々タイトではありましたが
施主さま、ご近所さまの多大なるご協力のおかげで
いたって順調に作業を進めることができました。
皆さま本当にありがとうございました!
向かいの神社から見た、建物のシルエット。
2階から1階まで流れるように掛かる大屋根が目を引きます。
この大屋根形状を活かすように
屋根なりの大きな吹き抜けを持つ、
伸びやかな室内空間が広がります。
間もなく梅雨に突入しそうですが
外部の雨仕舞いはすでに完了しているので
安心して造作工事が進められます。
8月末の完成にむけて、着実に、安全に、
そして丁寧に仕事を進めていきたいと思います。
最近気に入っている外壁の仕上げのひとつ、
杉板のヨロイ貼り。
少しテーパー状に加工された板を
下から上へと貼り上げていきますが、
すっきりとシャープに見せるため
出隅部分は見切りなどは入れずに
板と板とを45°に合わせる納め。
テーパー加工された板を、さらにナナメに合わせていく、
これがなかなか腕と時間を要する仕事なのですが
大工さんの手によって、ビシッときれいに納まっています。
こういう地味な部分に気づいてもらえる人は少ないかもしれませんが
ひと手間をかけてディテールを追求していくことで
全体から受ける印象は随分変わってくるものだと思います。
それもこれも、職人さんの技術あってのこと。
つくり手の仕事の跡が見える家づくりは
やっぱりいいものだと思います。
能登川駅にほど近い場所で工事中のN様邸。
GW中に基礎コンクリートの養生期間も十分、
ビシッときれいな基礎が出来上がっています。
各部寸法、天端レベルの精度もバッチリ。
来週末の上棟までに、まだいくつかの工程が控えています。
外回りの設備配管やら、足場組み、土台据付・・・
準備万端整えて、上棟に臨みます。