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OMソーラーの家

OMソーラーの家づくりで大切にしていることは、建てる土地の環境から得られる自然の恩恵を余すことなく活かそうという考え方です。
屋根には無限の太陽エネルギーが降り注いでいる、もったいないからこれを活かそう。
夏には南東や北西の方向からいい風が吹いてくる、これを活かそう。
冬の陽射しは室内に陽だまりの暖かさを届けてくれる、これを活かそう。
機械の力で暑さ寒さを抑え込むのではなく、自然の力をうまく活用することで夏涼しく、冬暖かい、心地いい暮らしの場をつくる。自然とつながる暮らしを楽しみながら、それが結果的にエネルギー消費を減らし地球環境を守ることにもつながるというのがOMソーラーの家づくりの考え方です。

OMソーラーって?

OMソーラーは、屋根に降り注ぐ「太陽の熱」と「空気」を使って家中を暖めたり、お湯をつくったり、換気したり、採涼したりするパッシブソーラーシステムです。その特徴は屋根で集めた「熱」をそのまま「熱」として使うところにあります。
家庭で消費するエネルギーの60%近くは暖房と給湯が占めていますが、暖房なら20℃、給湯なら40℃もあれば事足りるわけで、それらは太陽熱で十分につくりだせる温度なのです。
OMソーラーは春や秋のようなほどほどに暖かく、ほどほどに涼しい、健康的で気持ちいい室内環境と実用上十分な給湯をもたらしてくれる、そんなシステムです。
さらに2012年1月より、従来のOMソーラーに太陽光発電を組み合わせたハイブリッドソーラーシステム「OMクワトロソーラー」が登場。太陽熱&太陽光のハイブリッド活用により、ゼロエネルギー住宅を実現することも可能になります。



基本的なしくみ

OMソーラーの原理はとてもシンプルですが、建物自体をしくみとして利用するため暖房器具のようにポンと取り付けることは出来ません。
太陽熱を上手に使うために、設計段階から考えていきます。ここでは季節ごとのしくみや、機器、効果を簡単にご紹介します。

冬のしくみ

冬のしくみ

冬は軒先から取り入れた新鮮な空気を屋根に降り注ぐ太陽の熱で温め、それを床下へ送ります。
床下へ送られた熱い空気は床下いっぱいに広がり、蓄熱コンクリートに熱を蓄えつつ、室内へ微風となって流れ出てきます。
夕方以降、熱を蓄えたコンクリートが外気温の低下とともに少しずつ放熱をはじめ、建物全体を床から温めます。



屋根で集熱
太陽が当たり屋根面が熱くなると、屋根裏に置かれたハンドリングボックスのファンが動き出して、新鮮な外気を軒先から吸い込み始めます。吸い込まれた空気は屋根の通気層を通って太陽熱で温められながら、ゆっくりとした速度で昇っていき、ガラス付き集熱面でさらに温度を上げ(※)、棟ダクトに集められます。地域や気候条件にもよりますが、真冬でも快晴の日であれば、集熱温度は50~60℃ほどにもなります。
※ガラスはごく普通の強化ガラスです。集めた熱の温度が風により低下することを防ぐと同時に、温室状態をつくりだすことによって空気の温度をさらに上昇させる効果があります。

熱い空気を床下に送る

棟ダクトに集まった熱い空気は、ハンドリングボックスのファンによって立ち下がりダクトを通って床下に送られます。ハンドリングボックスのファンの動力には小型の太陽光発電と通常電力を併用しているので、消費電力が大幅に節約されるのはもとより、災害などで停電しても日射さえあればシステムは稼働します。


床下に蓄熱しつつ、暖房する

床下に送られてきた熱い空気は、床下の空気層いっぱいに広がり、蓄熱コンクリートを温めながら(コンクリートに熱を奪われながら)、適温の暖気となって室内に流れ出ます。太陽が沈んで集熱が止まると、昼の間に熱を貯め込んでいたコンクリートがゆっくりと放熱して、暖房の効果は深夜まで持続します。

夏のしくみ

夏のしくみ

夏のOMソーラーは、屋根の熱を利用してお湯をつくり、余った熱を屋外へ排出します。また、夏の晴れた日の夜は、放射冷却現象を利用して外気温よりも少し温度の下がった空気を室内に取り込みます。


太陽熱でお湯採り

春から秋にかけては、太陽の熱を利用して「お湯採り」ができます。お湯採りは、ハンドリングボックス内のお湯採りコイルと屋外に設置された貯湯タンクとの間に不凍液を循環させて、ハンドリングボックスを通る熱い空気と貯湯タンク内の水との間で熱交換させてお湯をつくるしくみです。お湯採りに使って余った熱は、排気ダクトを通して外へ排気します。
4月から11月くらいにかけてお湯採り運転できますが、特に7月~9月の3ヶ月間は、ほぼ100%の給湯をお湯採りでまかなうことができます。


夏の夜の外気取り込み

夏の晴れた日の夜は放射冷却によって屋根が冷えます。この放射冷却を利用して、外気温よりも少し冷やされた空気を室内に取り込むことで、夏の夜を過ごしやすくします。冷房とまではいかないものの、夜の間に床下が冷やされ、翌朝には室内の空気はすっかりリフレッシュされて、ヒンヤリとした心地よさが漂います。




採涼換気システム 土間クール

家の北側など日中に日影となる部分から外気を取り込み、床下を経由させることで土間コンクリートの蓄冷熱を利用して、外気温よりも低い温度の空気を室内(床上空間)に送るしくみです。冷房とまではいきませんが、自然の力を活用してできる限り環境に負荷をかけずに夏を過ごしやすくする工夫です。

OMソーラーならではの長所


No.1
暖房しながら換気する

「暖房」と「換気」この二つは本来、相反する要素ですが、これらを両立させながら快適な暖かさを実現するところにOMソーラーの真価があります。
暖房は通常、閉じられた空間を温めるので換気による冷たい外気の流入はなるべく抑えたいところですが、室内の空気は人の活動や呼吸、燃焼機器の使用や調理などによって汚れていくため、常に一定量の換気が必要です。かといって室内にたくさんの空気を取り入れようとするとその分熱が逃げてしまい、暖房エネルギーのロスも大きくなってまいます。その点OMソーラーは外気そのものを温めて室内に送り込むことで暖房と換気を同時に行っているので、室内はいつも新鮮な空気で満たされて、とても気持ちよく健康的なのです。まさに、「呼吸する家」といえます。


No.2
広く、大きく住まう

家全体の温熱をコントロールするOMソーラーは、広く、大きく、自由な空間設計を可能にします。
広い空間は、エアコンやヒーターなどの暖房器具では冬に寒くて居心地の悪いものになりますが、OMソーラーは空気を媒体にして建物の隅々まで温める床暖房なので、間仕切りのない広がり空間や、吹き抜けのある大きな空間でも暖かく、のびのびと過ごすことができるのです。

No.3
人と環境にやさしいエコ住宅

OMソーラーは、太陽エネルギーを利用することで「建物全体の温熱環境を底上げ」しているため、全体としてみたときのエネルギー消費を抑え、環境負荷であるCO2の発生を抑える効果があります。もちろん、太陽の熱だけですべてのエネルギーをまかなえる訳ではありませんが、足りない分は上着を一枚羽織ったり、補助暖房で補えば、投入するエネルギーは遥かに少なくて済むのです。
そして、OMソーラーの良さは、そのために「ガマン」を強いるのではなく、気持ちのいい暮らしをしながら実現できるところにあります。

では、OMソーラーは実際どのくらい有効なのでしょうか。下の図は、OMソーラーにおける省エネ性をシミュレーションソフトにより算出し、一般の住宅と比較したものです。


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No.4
太陽光発電とのハイブリッド

2012年1月より、従来のOMソーラーに太陽電池を組み合わせたハイブリッドソーラーシステム 「OMクワトロソーラー」が登場。OMクワトロソーラーは太陽熱+太陽光により暖房・発電・給湯・換気の4つの機能を果たします。通常のOMソーラーは屋根面の下の空気層から熱を回収していますが、このOMクワトロソーラーでは屋根面の上に設置した太陽電池パネルの下に空気層をつくり、太陽電池パネルの発電時に発生する熱も回収することで暖房や給湯に利用すると同時に、太陽電池裏側の温度上昇を抑えられることで発電効率も上がるというダブルメリットを生み出しています。こうした太陽の熱と光のハイブリッド活用により、OMソーラー+3.98kWhの太陽電池モジュールのOMクワトロソーラーでは家庭内でゼロエネルギーを実現することも可能になります。(OMソーラー(株)のシミュレーションSunSonsにて計算)。

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