こんな雲ひとつない青空はひさしぶり。 空気がしんと澄みきっているように感じます。
この時期の湖北地方にとっては貴重な好天日です。
空の淡いブルーをバックに ガルバリウムの無機質なブラックと 破風板の深いチークブラウンと
植栽の力強いグリーンと色のコントラストとその調和が とてもすがすがしく感じられました。
先週末はかなり冷え込みましたね。 土曜日の朝はあたり一面の銀世界。
当社の「OMソーラーのモデルハウス」の周辺も5センチほど積もっていました。
ウッドデッキのある中庭もうっすらと積もって シンボルツリーのカツラの木もきれいに雪化粧です。
枝先に積もる雪を払い落としてみると そこにはすでにたくさんの新芽が・・・
厳しい冬をじっと耐えて、まだ遠い春に備えているんですね。
昨年に比べたら、今のところ雪は格段に少ないですが まだまだ1月。
このまま積もってくれなければいいんですが・・・
この時期、湖北地域の建築業にとっては 毎日週間天気予報とにらめっこです。
先日の大阪出張では、とある分譲宅地に足を運びました。
小高い丘陵地の閑静な住宅街に位置していて 静かで見晴らしもいい立地なんですが・・・
ここら一帯は割と急な斜面地を開発した住宅街で どのお宅も
結構高い土留め擁壁(ヨウヘキ)の上に建っています。
ここは割と最近に造成されたような宅地。 6~7mはあろうかという擁壁に圧倒されてしまいます。。(汗)
しっかりした地質調査や構造計算のもとで築造されているのでしょうが
私のような田舎の平地で育った者としては この擁壁の上にも下にも住むのは躊躇してしまいます・・・
建物のすぐそばに屋根の高さほどもある擁壁がせまっていて 西側なので午後からは陽あたりが良くなさそう・・・
所変わればいろんな町並みがあります。 都市部では土地が30坪にも満たないというのもザラです。
この周辺もそんなタイトな条件の中にありましたが ひしめき合い建っている家々を観察していると
こういった密集地にある住まいにおいては いかにすれば快適で機能的な住まいとなるのか、
それぞれにいろんな工夫があり感心させられます。
こんな路地階段の脇にも植栽があって 通りと家々との間のゆるやかな緩衝帯になっています。
住まいとは、その土地と町並みに馴染むように建てるもの、 それがいかに大切であるかあらためて感じました。
今日は、当社も参加している『上方町家 関西家づくり工務店の会』のメンバーで
主に大阪で家づくりをされている『ソーラーコム』さんの構造見学会にお邪魔してきました。
ソーラーコムさんは主要な構造材のすべてに国産のヒノキや杉の無垢材を使った住まいづくりに
取り組んでおられます。
日本は森林資源の豊かな国であるのに(森林面積は国土面積の7割近く)、
木材自給率は約2割しかありません。あとの8割は外国からの輸入材にたよっているのが現状です。
外国産材が日本に運ばれてくる間には当然その輸送に多大な負担がかかります
(これをウッドマイレイジといいます)。国内で木材を調達するのに比べてはるかに多くのCO2を排出します。
世界中が地球温暖化防止に国策として取り組む中、国産材の使用率を高めていくことは温暖化防止の
貢献にもなり、衰退していた日本の森林業の活性化にもつながります。
ただ、同じ木材といっても輸入材・国産材それぞれに違う特性があり、
一概にどちらかを切り捨てられるものではありません。適材適所、
目的に見合った材料を吟味し選択することも大切です。
いずれにしても、今後は当社でも更なる国産材の活用を検討し、
「ゆたかの家づくり」を深めていきたいと思っています。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本日より新しい年の業務がスタートいたしました。
朝の出勤時の空はどんよりと低い雲に覆われていましたが 今の時間は燦々と陽が
射しておだやかな仕事始めとなりました。
旧年中は多くのお客様とのご縁をいただき、 また各方面より多大なるご支援、
ご指導を頂き こうして新たな年を迎えることができました。 本当にありがとうございました。
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00年に一度といわれる世界同時不況の中 住宅業界においても非常に厳しい局面にありますが
そのような状況の中にあっても 私達は日々研鑽し、誠実に住まいづくりに取り組み
住まい手のみなさまが快適に永く住み続けられる 価値ある住まいづくりを目指していきます。
みなさまにとって、すばらしい一年になりますように。 本年もどうぞよろしくお願いします。