先日の大阪出張では、とある分譲宅地に足を運びました。
小高い丘陵地の閑静な住宅街に位置していて 静かで見晴らしもいい立地なんですが・・・
ここら一帯は割と急な斜面地を開発した住宅街で どのお宅も
結構高い土留め擁壁(ヨウヘキ)の上に建っています。
ここは割と最近に造成されたような宅地。 6~7mはあろうかという擁壁に圧倒されてしまいます。。(汗)
しっかりした地質調査や構造計算のもとで築造されているのでしょうが
私のような田舎の平地で育った者としては この擁壁の上にも下にも住むのは躊躇してしまいます・・・
建物のすぐそばに屋根の高さほどもある擁壁がせまっていて 西側なので午後からは陽あたりが良くなさそう・・・
所変わればいろんな町並みがあります。 都市部では土地が30坪にも満たないというのもザラです。
この周辺もそんなタイトな条件の中にありましたが ひしめき合い建っている家々を観察していると
こういった密集地にある住まいにおいては いかにすれば快適で機能的な住まいとなるのか、
それぞれにいろんな工夫があり感心させられます。
こんな路地階段の脇にも植栽があって 通りと家々との間のゆるやかな緩衝帯になっています。
住まいとは、その土地と町並みに馴染むように建てるもの、 それがいかに大切であるかあらためて感じました。