一棟一棟、入魂で家づくりに取り組ませていただいております弊社、
ドアや引戸、水回りや収納家具にいたるまで
大手メーカーの工場生産品をほとんど使わずに
大工さんや木工職人さんの手仕事によって一つ一つ作り上げるゆえ、
その製作のもととなる設計図も数多存在します。
また、作るモノによっては設計図の図面縮尺も様々。
変則的なスケールになることもしばしば、既製の定規にはない縮尺になったり。
となれば、定規から作るしかないのであります。
厚紙で作ったお手製の変則縮尺定規、少々ヤレてきておりますが・・・
既製にないモノをつくるには
既製にない道具をつくるとろから始まることもあるのです。
住まいの性能を司る、肝心要の部分というのは
完成してしまえば、得てして隠れてしまうもの。
工事中の今だからこそ垣間見ることができる、
住む人に快適と安心を担保してくれるモノがたくさんあります。
家じゅうをすっぽりとフルラッピングするように
ぎっしりと吹き込まれたセルロースファイバー。
断熱・気密性能はもちろんのこと、遮音性能も兼ね備える理想的な断熱材。
吹き込みが完了すると、最も暑くなるロフトにいても
明らかに外気温を遮ってくれているのが解ります。
コチラ、黒い金属製の斜材は制震ダンパーというパーツ。
内部に特殊ゴムが内蔵されていて
地震時の揺れを吸収して熱に変換してしまうというスグレモノ。
大地震がきてもその揺れを半減させて家の損傷を抑えます。
と、これらはほんっっっの一部でありますが
これから設置していくOMソーラーシステムも含め
家を陰ながら支える要素を、数多内に秘めているのです。
隠れてしまう前に一度見てみたいという方はご一報を。
家の内部構造をまじまじと見られる機会って以外にないものです。