• ホーム
  • 家づくりコンセプト
  • 豊住研の家づくり
  • 住まい実例
  • モデルハウス
  • 住まい手の声
  • 家づくりの流れ
  • リフォーム
  • 家守り・保証
設計 太田のブログ|滋賀(長浜・米原・彦根)で木の家 注文住宅・リフォームなら 長浜の工務店、豊住研へ

地鎮祭

先の土曜日に彦根市にて、 地鎮祭を執り行わせていただきました。

また新たに、一件の工事が始まるのです。

ご家族、ご親戚まで、皆さんでご参加いただいて にぎやかな地鎮祭となりました。

いよいよこれから工事にとりかかろうという晴れの日、 こうして皆さんでご参列いただいて

ひとつの記念の日にしていただければ何よりです。

朝からパラついていた小雨も 式の始まる頃にはしっかり上がってくれました。

 

s-DSC_2378.JPG

玄関先の深い軒下空間が 道路正面からの外観の特徴となっています。

この空間が道路から玄関への"引き"となり 行き交う通りと、家との ほど良い緩衝空間となることでしょう。

 

s-IMG_0143.jpg

 

年の瀬の、12月も半ばから着工の予定です。

順調に。

今日は午後から2件の現場確認へ。

「余呉町の家」は基礎立上り部分のコンクリート打が完了し 現在はコンクリートの養生期間中。

12月1日に上棟を予定していますが 後は型枠脱型、整地などを残すのみなので

何とか予定通りに工程を進められそうです。

この写真ではちょっと解りにくいのですが、 奥のほうの基礎が一段高くなっています。

この土地は二面道路に接する角地なのですが 道路の高い方と低い方とで2m近い高低差があって

建物へのアプローチは高い方からとっています。 地盤の高さを高い方基準で合わせるとなると

かなり高い擁壁を築造しなければならないし 盛土もかなりの量となってしまいます。

そこで地盤の高さを抑え、コストも抑えつつ、 建物をスキップフロアーで計画することで

この敷地高低差を有効活用しようという 一石二鳥の目論見なのです。

こちらの現場、長期優良住宅の認定も取得しており 12月19日に構造見学会も予定しておりますので

このスキップフロア構造に興味のある方は ぜひお越しください~

 

s-DSC05344.JPG

 

もう一件は、「高月町 小さな離れ家」の現場。 三浦大工さんによる造作工事も

いよいよ終盤となり 来月早々には各仕上げ工事が始まります。

縦方向にグイーッと伸びあがる居間空間。 壁面は火山灰シラス原料の

100%自然素材塗り壁で仕上げていきます。

 

s-DSC05347.JPG

 

こちらは年末にはご入居の予定なので 残り一ケ月ほど、ピッチを上げていきます。

基礎工事中

「余呉町の家」では現在基礎工事が進行中。

この辺りは町並みも、周囲の自然も 昔と変わらない風景がひろがる 本当にのどかなところです。

東には紅く色づきはじめた山々が連なり、 西にひろがる田園の向こうには余呉湖までが見渡せる、

周囲の田畑には農作業に精を出す人々・・・

工事のほうは、べた基礎の土間部分のコンクリート打が完了し、 次は立上り部分の型枠組み、

コンクリート打へと進むところです。

 

s-DSC05334.jpg

 

今年の秋は、割と天気のいい日が続いてくれるので 現場作業にとっては本当にありがたいです。

これから冬の間もこんな晴天が続いてほしいものです。

 

s-DSC05332.jpg

 

前の道路では早くも、本格的な冬の到来にそなえて 融雪装置の点検が行われていました。

今年の冬は寒くなるといった予想も聞かれますが ただでさえ積雪の多いこの辺り、

ドカ雪なんかが来ようものなら 現場作業はどうなることやら・・・

ともあれ、間もなくの上棟にむけて 着々と準備を進めていきます。

木材検査

現在基礎工事中の「余呉町の家」 先週、工務担当の徳田さんと同行で

岐阜のプレカット工場まで 構造材の材料検査に行ってきました。

「余呉町の家」も構造材のすべてに国産の桧と杉を使います。

家一軒分の構造材ともなると大型のトラック2台分のボリュームなので

木材検査もなかなかの力仕事なのです・・・

 

s-DSC05279.JPG

 

桧の柱、一本一本を吟味していく徳田さん。 この道のキャリアも長く、木を見る目は確かです。

木材の良し悪しを見極める目を養うためには とにかくたくさんの木を見て、触れて、匂いで、

担いで、 実物から多くのことを感じとることが大切です。

 

s-DSC05280.JPG

 

見た目の美しさもさることながら 構造材では特に、きちんと乾燥していることが重要。

木材の含有水分を測定する機器をつかって 材の乾燥状態もチェックします。

 

s-DSC05287.JPG

 

製材工場から届いた木材は一本一本すべて 含水率と木材強度が測定され、

その数値が印字されてはいますが やはり自分達の目で、重ねてチェックすることは

その素材の特性を知る上でも、とても大切なプロセスです。

 

s-DSC05282.JPG

s-DSC05285.JPG

 

今回もいい材が揃いました。 上棟の日が待ち遠しくなります。

職場体験学習

今週は月曜から、本日金曜日までの5日間、 地元中学校の2年生男子生徒Yくんが

豊住研に職場体験学習に来ていました。

毎年この時期に各学区の中学2年生が 地元長浜の様々な企業へ一週間の職場体験に出かけます。

豊住研でも地域の子供達の社会学習に少しでもお役に立てればと 毎年受け入れOKの態勢なのですが

昨年はたまたま希望者がなくて 今年は2年ぶりの職場体験学習となりました。

各部署社員が日替わり受け持ちで指導する形で 5日間、

住宅建築の仕事の一端を色々体験してもらいました。

住まいづくりとは何ぞや・・・ というレクチャーに始まり 社内の掃除、現場の見学、現場の清掃・片付け、

そして設計業務についても昨日・今日の二日間 小難しい話よりも手を動かしてもらおうという事で

パース図書きと、模型づくりに挑戦してもらいました。

パースは、まず自宅の間取り図を書き出してもらい それを元にして

居間の室内パースを作ってみようというもの。

私の常時使っているのと同じ0.9mm芯のシャーペンを進呈して

一点透視図法なるものを勉強してもらいました。なかなか集中し取り組んでおります・・・

 

s-DSC05312.jpg

 

住宅の模型づくりにもトライ。 選んだ物件は、現在工事中の「小さな離れ家」

外観形状もシンプルなので初挑戦にはちょうどいい物件。 製作手順や要所要所のコツは

都度教えるものの、 作業はすべて自分自身でやってもらいました。

エスキース模型とはいえども そこそこの器用さと根気が求められる作業。

これもよく集中してできています。 ふむ、こういう作業も苦にならない様子、 なかなか筋がいいですな・・・

 

s-DSC05310.jpg

 

すごく丁寧に作ってくれるので 昨日の半日では終わらず、本日引き続き仕上げ作業。

↓出来上がりがコチラ。  初めてとは思えない、なかなかの出来栄えです!

 

s-DSC05323.jpg

 

そんなこんなで、今日まであっという間の5日間でした。

Y君は何事にも素直な心構えで取り組む姿勢が感心でした。

将来、どんな道に進んでいくのか まだしばらく先の話ではあるのでしょうが

これから自分の好きな事、やりたい事を見つけていく時に 今回の体験が

何かのきっかけになればいいなぁと そんな感慨を抱きつつ 今日の夕方、彼を送りだしたのでした。

路上採取

先日立ち寄った彦根の現場にて。

辺りは細い路地が入り組んだ 昔ながらの町並みが残る、静かな集落。

付近を少し散策してみると 通りに沿って流れる小さな水路に目がいきました。

水路沿いにある家の中へと 水が引き込まれるように作られています。

おそらく、この中には昔から使われてきた 土のついた野菜をすすいだり

ちょっとした洗い物をしたりする 水場がつくられているのでしょう。

 

s-DSC05247.jpg

 

通風のために設けられた格子窓、 そして採光目的のために設けられたであろう

ガラスブロックの嵌め殺し窓が、何とも機能的。

最近では、集落内を流れる川や井戸が 生活に利用されている風景も

随分見かけなくなりましたが この辺りには昔ながらの暮らしのカタチが まだまだ残っているようです。

また今度、周辺散策してみますかね・・・

外壁の板貼り

日暮れ時、「高月町 小さな離れ家」の現場に立ち寄ると 空も薄暗くなりかけている中、

三浦大工さんが玄関廻りの外壁板貼りの作業中。

まだ午後5時前なのに、この空の色。 いやぁ、ほんとに日が短くなってきました。

 

s-DSC05242.jpg

 

貼っているのは杉の赤身板。 一概に杉板といっても、原木である杉丸太の どの部分を

使うかによって性質は変わってきます。 杉や桧、松といった樹種は幹の断面を見ると

中心に近い部分(心材)は赤味がかった色をしていて 外周に近い部分(辺材)は白味がかっています。

そして心材部分には木の耐久性を高める成分が多く含まれています。

心材は辺材に比べて節が現れやすい部分ではありますが 常に風雨に晒されるような部分には

耐不朽性の高い赤身材を吟味して使わねばなりません。 節が少ないからといって辺材など

使えばすぐに劣化してしまいます・・・

塗装のほうも事前に当社工場内にて ドイツ製自然塗料をきっちり2回塗装済みです。

 

s-DSC05245.jpg

 

これは出隅コーナー部分のパーツ。 板貼り前に取付しておいて この凹溝加工された部分に

板を差し込みながら 下から上へと貼り上げていきます。 これも板が少々収縮したり反ったりしても

隙間ができないようにするための工夫なのです。

 

s-DSC05243.jpg

 

板貼りの外壁には既製品では表せない 柔らかで、いい質感と存在感があり

流行にとらわれない普遍的な良さがあります。

ただし、建物本体と同じく長く使い続けるためには しっかりとした材料の選択と

塗装などの適切な処理、 そして昔から培われてきた施工の工夫、

そういったものに裏付けられていることが 重要なのです。

雨仕舞いはしっかりと。

「高月町 小さな離れ家」外装工事に着手前の状態。

外壁に貼られた透湿防水シートとサッシとの取り合いは 防水テープでしっかりと密着・接着させて

さらにサッシの下枠部分には 受け皿形状に成型された樹脂カバーを用いて 万が一サッシ周囲から

雨水が浸入したとしても それが壁内に侵入せず、屋外側に排出されるように

二重の漏水防止措置を施しています。

 

s-DSC05215.JPG

 

いくら、構造材に耐久性の高い木材を使っていても 屋根や壁から漏水させてしまっては

木材腐朽菌やシロアリ発生の危険性が高くなって 建物の耐久性を損なうことになってしまいます。

まずは、しっかりと雨仕舞いを施すことが重要。 仕上がれば見えなくなる部分だけに

今の段階でのチェックが大切なのです。

Copyright © 2012 豊住研株式会社 inc. All Rights Reserved