外部足場が撤去されて、外観が露わになった『入江の家』。
ぐっと大きく張り出した軒と、 南北に長く、ゆったりと流れる切妻屋根が外観の特徴。
とはいえ、外回りはまだまだ雑然とした状態で デッキバルコニーもまだ取り付いていないので
少し遠巻きの外観で失礼します・・・
お隣りの畑にはいちごの苗がびっしりと並び ちょうど今、白い小さな花を咲かせています。
5月中旬にはたくさんのいちごが獲れそうですねぇ~ イイデスネ~
三浦大工さんによる内部造作も大詰めを迎えています。 こちらは、吹抜け手摺りの造作中。
窓越しに見える空を遮らないように 最小限のパーツでつくります。
あくまで細く、スマートに。
連休明けからは内装仕上げへと移行していきます。
『入江の家』
すっかり春めいて、昼間は上着要らずの近頃。
そろそろ、デッキの利用頻度が上がりだす時期をにらんで 年に一回のデッキのお手入れを敢行しました。
といっても、何か大げさなことをする訳ではありません。
冬の間の積雪でケバ立った表面に、軽くサンドペーパーをかけ 後は散水しながらデッキブラシで
一年の汚れをゴシゴシ落とす!
これだけで、見違えるようにリフレッシュされるのです。
洗い終わったデッキは、まるで水盤のよう。
庭のケヤキも日に日に新芽を伸ばし始めています。
これからやって来る新緑の季節を思えば こんな作業もなかなか楽しいものです。
そうそう、もうひとつ忘れずに、 バーベキュー道具の手入れも早くやらねば・・・
一昨日、『南小足の家』の上棟を行いました。
その前日の大雨降りが嘘のように 朝一から見事に晴れ上がった、上棟日和。
こんな空の下での上棟は本当に清々しい気持ちになります。
構造材のすべてを国産の桧と杉で組み上げる家。
特に、杉の梁はぐっと詰まった木目、色、ツヤともに
一般的によく使われるベイマツにはない美しさが特徴的。
豊住研の家づくりは構造材の多くを表しにして 意匠的にも見せるつくりを基本としていますが
今回は特に表しとなる部材数が多いため キズなどつけることの無いように 作業は慎重に進められます。
作業はいたって順調に進行し 11時過ぎの段階でこの状態まで進んでいたのですが
私は残念ながら午後からの出張のために 後ろ髪ひかれる思いで現場を後にしたのでした・・・
その後、屋根仕舞いまで滞りなく進み 無事、上棟完了となったのでありました。
住まい手のT様、上棟おめでとうございました。 夏の完成まで、しばらく続く家づくり。
一緒に楽しんでいきましょう!
『南小足の家』
『入江の家』の階段は、家のほぼ中央に位置しています。
一般的にいえば階段の役割というのは 1階と2階とを移動するための昇降装置、
なのですが 廊下をつくらないオープンプランの家では その存在感は大きく変わってきます。
LDKと一体的に位置する階段は どこからも近くて移動も最短距離。
時にはジャングルジムのように子供の遊び場になったり 時にはベンチがわりに腰掛けて
読書の場になったり、と 階段がひとつの居場所を提供してくれるのです。
となればそのつくり、機能性、素材、デザインも その場所に馴染むものでなければいけません。
既製品の階段を使えば仕事は速いのですが それではフィットしないな、
という時には 大工さんの手によって一からつくります。 さながら、つくり付けの家具のような階段です。
ただ、製作時間は既製品階段の倍以上かかります・・・
なかなか根気を必要とされる作業、 三浦大工さん、大変ごくろうさまです。
『入江の家』
春の訪れも一旦足踏み、といった感じの今週。
天気予報では週末は雪降る寒さになるとのこと。
一応スタッドレスはまだ履いたままにしていますが・・・
来週に上棟予定の『南小足の家』。 土台の据え付けがすでに完了していますが
木材が雨ざらしにならぬよう、 養生シートにてしっかりと保護済みです。
合わせて建物周囲の地面もシートで覆います。 建物内部や建物周囲、
また現場に搬入されてくる資材などを 極力汚さないようにするための措置です。
雨の日でも当社作業場の中では作業が続いています。
こちらは上棟時に使う屋根まわりの部材の塗装作業中。
一般的には現場で取付してから塗装するのがほとんどですが
豊住研ではあらかじめ仕上げ塗装を施してから現場へと搬入します。
天候に左右されない条件下で塗装するほうが 仕上がりもきれいで確実、
効率もはるかに良いからです。
これで2回塗り工程、完了です。
上棟準備は万端整ってきておりますが 何せ春先は、気まぐれな天気が心配です。
来週はどんなもんでしょうか・・・