現場の中に入ると、独特の芳香がふわっと漂う。
誰しもが、あぁ良い木の香りがする!
とすぐさま認識できる、あの匂い。
奥行のある平面計画故に、最長部では端から端まで約16m。
この距離を糸を貼ったようにピシッと端正に、ヒノキのフローリングが張りあがった。
ほのかにツンとする匂いの元はヒノキが含むピネンやヒノキオールといった油分。
そのおかげでワックスを塗らずとも、すでに自然なツヤを放っているのです。
近年はナラやクリなど広葉樹ハードウッド系の床材の採用も増えてきましたが
この生地状態の芳香や色艶、足ざわりの柔らかさはやはりヒノキ、スギに軍配があがるのだ。
木もそれぞれに一長一短、多種多様、
これを選ぶもまた楽し、なのです。
先月より余呉町にてとあるお住まいの外装工事に取り掛かっています。
朝のうち、所用で施主様宅にお邪魔した後、
何げなく近くの余呉湖へと少し寄り道。
週末とあって、朝早くから多くの釣り人が糸を垂らす姿が見える。
そして自分と同じくふらりと立ち寄られたのであろう、
車を止めて湖畔を散策する人の姿もチラホラ。
聞こえてくるのは鳥のさえずりと、わずかに水面が揺れる音。
別名、鏡湖とはよく言ったものだ。
田植えもすっかり終わったよう、
水田と湖がまるでつながっているように見える。
風光明媚とは、まさにこの場所のことをいうのだなぁ、としばし散策。
さて太公望方々、本日の釣果のほどは?