昨年、曽根の家の完成見学会にあわせて製作した一品物のダイニングテーブルは
施主さまが一目で気に入って下さり、そのまま嫁入りしていったものですが、
今週末の見学会にあわせ、新たに製作していたダイニングテーブルがついに完成。
本日、現地へと搬入してまいりました。
6人掛けも可能なゆったりサイズ。
片方に3脚の椅子が収まるように、脚を四隅いっぱいに配置するデザイン。
大きなダイニングテーブルと、ゆったり腰掛けられる椅子があれば
食後のくつろぎの場所にもなるし、子供の勉強場所にもなります。
部材の厚さ、太さ、細部のディテールなどなど、
美しさと強度・機能がバランスするように検討を重ね、少しずつ改良を加えています。
オリジナルでつくる家具も見どころのひとつ、
今週末の見学会でご覧ください。
ワイド800ミリほどの洗面ミラー、2面鏡。
と思いきや・・・
隠し扉ならぬ、隠し鏡の3面鏡。
もちろん鏡の裏は全面小物収納に。
ただ単に3分割したのでは一枚一枚の幅が小さくなり過ぎる、
そこでチョイと仕掛けを施して、使い勝手のいいように工夫する。
使う人の都合に合わせてカスタマイズできる、
これこそ一からつくる家具の大きなメリットです。
このところ採用率の高い、一から製作するオリジナルキッチン。
その中でも特に多いケースが、アイランド型のシンクカウンターを中心に据えた
回遊動線のあるオープンスタイル。
作業スペースがとてもゆったりと確保できるし
家族や友人があつまってワイワイやるのにもってこいなのです。
そして現在、製作からあがってきたばかりのシンクカウンターに
奥さまにチョイスいただいたカラー、ローズウッド色にて塗装中。
まだ塗り工程1回目につき色ムラが散見される状態ですが
塗り重ねると僅かな艶と深みとのある、いい感じのダークな色になります。
各部パーツも一旦外して隅々まで塗ります。
美しく仕上げるためには手間を惜しまず。
カタログで選ぶメーカー製のキッチンも、至れり尽くせりの機能で良いのですが
製作キッチンのいいところは、キッチンの機能部や収納部を自在にレイアウトできるので
プランニングの自由度が格段に広がることと、
中途半端な隙間を残さずジャストフィットでつくれるところ。
必要とあらば、既製にないものでも一からつくる、
機能性とデザインを追求する工夫のひとつです。