お盆もとうに過ぎたと言うのに、まだまだ収まる様子のない今年の酷暑。
外に出ると、ついつい日影を探して逃げ込みたくなるのは皆同じかと。
事、住まいにおいても深い軒や庇を張り出して日影をつくることは
特に夏を快適に過ごすための大変重要な要素であります。
低い角度から日が差す東西面はともかく
南面は十分な軒の出や庇があれば、日中の直射光の侵入をほぼ遮ることができる。
影のない掃き出し窓から侵入する昼間の日射熱はコタツ一台分ほどにもなるので
日影があるのとないのとではその差は歴然。
断熱性能の良いサッシやガラスを使うのはもちろんですが
その前に日差しをどうやって遮るのかを建築デザイン的に解決することが優先です。
冷房などない現場では尚更、日影をつくってくれる大きな庇は大変ありがたい存在なのです。