大工造作が完了し、只今仕上げ工程真っ最中の長岡の家。
先の週末、もはや恒例となりつつある、
施主様自らの手による室内壁の珪藻土塗りを敢行いたしました。
施主様のみならず、心強い応援メンバーも駆けつけてくださり、
現場はちょっとしたイベント状態。
簡単な塗り方レクチャーを済ませたら、とにかく実際にコテを握って感覚を掴んでいただく。
弊社が扱う珪藻土は合成樹脂など一切含まない純粋な珪藻土なので
粘りとコテ切れが程よく、初めての方でも少しコツを掴めばどんどん塗り進められるのです。
面積の大きな壁面は範囲分担、
それぞれ仕上がりに微妙な違いが表れるのも風合いのうち、であります。
感覚が掴めてくるとパターンや塗り厚も徐々に揃ってきて、作業が楽しくなってきます。
皆さん、お茶休憩もとらずに黙々と作業に没頭。
モルタルやジュラクといった材料では、とてもコテを握ってすぐ塗れるものではありませんが
珪藻土であれば意外に手軽にセルフ施工もできるものなのです。
但し、仕上がりには塗り手の個性が顕著に表れますが。
人海戦術で一気に仕上げるの図。
作業時間約半日、皆さまの応援もあって2部屋の仕上げをきっちり完遂。
コテの扱いにも慣れて楽しくなってきた頃に終わってしまうものなんですよね・・・
作業後は差し入れまでいただき、大変ありがとうございました。
ほんの半日の作業ではありましたが、住まいに自らの手仕事が残る、
貴重な時間となったのではないでしょうか。
ただ、半日といえど慣れない動きをくりかえした故、
くれぐれも翌々日あたりの筋肉の異変には注意が必要かと思われます・・・