しばらくブログの間が空いてしまいまして その間にも訪問してくださった皆様にはお詫び申し上げます・・・
現在、豊住研ホームページのリニューアル作業を進めておりまして そちらのほうでバタバタしておりました。
10月には新しいHPを公開予定ですので、皆様どうぞご期待ください!
さてその間に、撮りためていた南小足の家の完成写真編集も完了しましたので 何枚かピックアップして
ご紹介したいと思います。
まずは正面外観。 ダークブラウンのガルバリウムをベースに 1階部分は杉板のヨロイ貼り。
杉板の塗装はドイツ製自然塗料ですが ベンガラのような色に調合して塗装しています。
ヨロイ貼りの仕上げは、日が当たると横ラインの影がくっきりと出て なかなかいい感じの立体感があります。
7帖ほどの広さのあるルーフバルコニーは 洗濯物干しに、布団干しに大活躍。
周辺には整然と住宅が建ち並んでいますが ここはちょうど視界が開けていて、爽快な眺めを楽しめます。
玄関から一歩室内に足を踏み入れると どーんと大きなワンルーム空間が広がります。
ぐるりと見渡せば階段があり、和室があり、水まわりがあり、と すべての要素がここからつながっています。
そして吹き抜けを通じて2階とのつながりも。
LDKの南北方向には遮るものがなく 風が淀みなく通りぬけていきます。
室内の通風と日射遮蔽をきちんと考えてつくることで よほどの時以外はエアコンに
頼らずに過ごすことが出来ます。
対面キッチンの造り付けカウンターは高めのつくり。 手元の雑多なものが見えないようにとのご希望です。
カウンターのダイニング側には棚や小引き出し付きで 散らかりがちな小物類もすっきり片付きます。
キッチンには北の窓から終日一定の光が差し込むので とても明るく清々しいキッチンです。
奥にはパントリーがあり、食品類や普段使わない器具など収納できます。
勝手口も兼ねていて、外へのゴミ出しもスムーズ。 外には屋根付きのバックヤードもあります。
今回のキッチンはメーカーの既製品ですが 家電収納と食器棚は造り付け家具となっています。
家電収納には、手持ちの電子レンジをビルトインしたり ゴミ分別ストッカーのスペースをつくったりと
サイズも形も自由にできるところが造り付けのいいところ。
引き込み戸を開ければリビングと一体となる和室。 内障子を透過する光は、何とも柔らかい雰囲気。
2面とも内障子は引き込んでフルオープンできるように設えています。
まだたくさんの見どころがあるので 次回も引き続きご紹介したいと思います。 お楽しみに!