今日は現在基礎工事中の『南小足の家』の 構造木材検査へと出かけてきました。
木材検査はプレカット加工に入る前の必須プロセス。
自然素材であるがゆえに品質にも一定のばらつきのある木材、
一本一本、必要とする基準を満たしているかをチェックして
確かな構造体となるように管理しなければなりません。
検査に同行した現場担当の高木君も真剣な表情。
豊住研の男性社員で唯一の花粉症持ちで 昨日、今日は特につらそうで見ていて気の毒になりますが
そこはぐっとこらえて、テキパキと作業をこなしてくれました。
構造材を表して見せる部分の多い豊住研の家では 強度品質だけでなく、見た目の選別も重要です。
どの材を、どの箇所に、どちら向きに使うのか、 そんな事も考慮しながら材の配置を決めていきます。
家一棟に使う構造材のピース数は梁だけでも100を超えるので なかなか根気のいる作業であるとともに、
なかなか腰にくる作業でもあるのです・・・
木材の乾燥具合を確認するには、含水率計という計測機器を使います。
木材は含水率が高い状態で使うと荷重によってたわみが発生したり 大きな収縮を起こして
構造体にゆるみが発生したりと 後々に様々な弊害をもたらす原因となりうるので
含水率の確認は大変重要です。
構造体に使う材はすべて乾燥工程を経て出荷された木材なので
どれも十分なレベルまで乾燥されています。
梁の検査が終了したら、次はヒノキの柱の選別へと。
と、こんな模様でいつも半日がかりの作業となるのですが しっかりと木の家の構造品質を担保するためには
省くことのできない重要なプロセスなのであります。
そして普段から腰をいたわることも忘れてはいけません・・・
『南小足の家』