めずらしく雲ひとつない青空の広がった、とある日。
すかさず模型を持ち出して
背後にある実物と同じ角度でかざして見る。
完成形を仮想する視点、
町並みの中に佇む様子も想像できる。
この場所に家ができ、緑のある庭ができて、
年月を経ても変わらぬ存在感を放ち続けてくれれば、
そんな事を思いながら、現場では日々様々な検討を繰り返しています。
すべて完了する日まで、考える事は尽きないのです。
『入江の家』