『OMソーラー 富田町の家』 小屋裏空間の様子。
一般的な小屋組とは異なり、1mの等間隔に並んだ登り梁による架構。
その特徴として小屋組を支える束(つか)が基本的に棟木の下だけでよいこと、
そしてOMソーラーの冬季の屋根受熱量を確保するため勾配を少しきつくしたことで
このような広々とした小屋裏空間が生まれています。
ただ、あくまで小屋裏としての用途なので、このスペースが全て使える訳ではなく
今後天井・壁で仕切られていきますが、それでもかなりのスペースを収納空間として
使えるメリットがあります。 OMソーラーの機器等もこの場所に設置していきます。
そして屋根面には隙間なく断熱材がしっかり充填されています。
現在住宅に使われている断熱材の中で最も断熱性能の高い、高性能フェノール フォームという素材。
これにより長期優良住宅で必須条件となっている温熱等級4 (次世代省エネルギー基準)を
きっちりとクリアします。
建物の断熱と気密をしっかりと確保し、少ないエネルギーで快適な温熱環境を
保つことができるようにつくる。これからの時代の家づくりにおいて、とても重要なことです。