すっかり北国と化してしまった 「余呉町の家」現在の光景。
いったい何センチ積もっているのか、 もう普通の長靴では立ち向かえません・・・
しかしながら、尋常ならざる今冬の雪の降り方。
積もった雪が融ける間もなく次から次へと追い打ちをかけるので 大屋根の、
特に北面にはすごい量の雪だまりが・・・
週末には、また次の寒波がやってくるという 何とも耳をふさぎたくなる予報なので
貴重な晴れの合間に一念発起、工務担当の徳田氏とともに 何年ぶりかの雪降ろしを実行したのです。
建物の耐積雪設計は、この程度の積雪どうという事ないのですが
ずり落ちる雪で足場が押されると危険な状態に。 こういう事はできる時にやっておかねば、という事です。
上がってみれば思った以上の雪だまり、ヒザ下どころか腰高です。
とにかく無心で雪を掻き降ろしてゆく・・・
およそ2時間がかりで何とか作業を終えましたが、 腕と、腰と、足と、背中と、
まぁ全身がガクガクブルブルになりました。
そんな中でひとつ収穫だったのは 近年稀なこの量の積雪荷重を受けても
頑丈なつくりの屋根は少しもたわむこともなく ビシッと通っているのが確認できたことです。
こればかりは、実験で試すことはできませんので。 (プラスに考える、プラスに・・・)
来週中盤からは少し気温も上がりだす模様。 全員出動で一気に除雪といきますか・・・
長期優良住宅認定『余呉町の家』
早朝6:30、日の出間近の東の空、 本日大安は「彦根 大堀町の家」の上棟日。
天気予報では終日雪の舞う空模様とのことだが これはもしかしたら、いい上棟日和になるのかも・・・
そんな淡い期待は現場到着後間もなく 見事に打ち砕かれてしまいましたが・・・
ちらちらと雪の舞う中、人海戦術で一気に除雪を済ませて 速やかに上棟作業をスタートしました。
朝の遅れを取り戻すべく、 テキパキと作業を進める面々。
時折、陽が射して青空が顔を出す時間もありましたが それもほんの一時だけ。
そんな中でも大工さんチーム、当社工務部の面々とも、 いつも以上に段取りよく作業を進めてくれました。
そんな甲斐あって、 朝のスタートが一時間近く遅れたにもかかわらず
無事棟上げまで完了することができました。
夕方になってまた強く降りだしたので さすがに屋根の合板貼りは安全を考えて見送りましたが、
替わりに10m四方の特大ブルーシートで屋根をすっぽり覆って 今日の作業を終了しました。
ほんと、みなさんお疲れ様でございました。
住まい手のTさまも平日にもかかわらずお休みいただき お昼に、休憩にと大変お世話になりました。
完成までの数ヶ月、少々騒がしく致しますが 安全に、楽しく工事を進めていきたいと思いますので
しばらくの期間、どうぞよろしくお願いいたします。
「彦根 大堀町の家」
いよいよ上棟を明日に控えた「彦根 大堀町の家」
こちらは先週末の様子ですが、 彦根方面はようやく積雪が融けてくれて 辺りにうっすらと残る程度。
何とか外周の整地作業など、間に合わせることができました。
やはり長浜市内とは違います、うらやましい・・・
ただ、今日も夕方からの猛吹雪で 明日の天候が非常に心配ですが、
とにかく今は、事前準備を怠りなく 明日にしっかり備えるのみです。
当社トラックには明日必要な道具や資材が満載。 足場板に現場用の昇降階段、
脚立にカケヤ、屋根防水シート、 建物を養生するブルーシートなどなど。
明日早朝の出動準備は万端といったところです。
あとは好天になることを祈るのみ。 Tさま、明日はどうぞよろしくお願いいたします。
「彦根 大堀町の家」
昨日、今日の二日間に渡って 関西の家づくり工務店の集まり、「上方町家の会」の
今年最初となる会議、勉強会が 鳥取市の木の家づくり工務店の雄、 建販さんにて開催されました。
会議が行われた、建販さんのモデルハウス。 水平ライン基調が美しい、
和を感じさせる落ち着いた雰囲気ながら しっかりと存在感のある木の家。
それにしてもこの風景、 まさにわが湖北の地と同じく、雪に包まれた町並。
鳥取も滋賀北部と非常に良く似た日本海側気候で 冬場の天気や積雪量もちょうど同じくらいで
とても親近感を感じるのです。
しばし建物をじっくりと見学、堪能させていただき、 いよいよ座卓を取り囲んでの今年最初の討議。
ぶっ通しで4時間にわたり忌憚なく意見が交わされ また建販さんからは貴重な情報も開示いただいて
今回も非常に密度の濃い、有意義な二日間でした。
各地で木の家づくりに取り組む工務店同士が 忌憚なく本音を交わしあえる上方町家の会。
互いに切磋琢磨しあえる貴重な時間。
まだまだ報告したい事柄はつきませんが これはまた回を改めて。
建販さん、上方町家の会のみなさん 本当にありがとうございました。
2階寝室空間の階段降り口部分に造り付けた、 ちょうど大人の腰高ほどの片引戸。
小さなお子さんのいるお宅では 転落防止のベビーゲートの役目を果たします。
閉めた際には、階段側でロックが掛けられるようになっていて
小さいお子さんでは解除できないようになっています。
また、夏場にクーラーをかけている時に戸を閉めておくと 冷やされた空気は重くなり、
床を這うように広がるので 冷気が下階へ降りていくのを防ぎ、 クーラーの効きがよくなります。
引戸を開けると、このように・・・
腰壁と一体化して、とてもすっきりとした状態。 通行の邪魔になることもありません。
このケースに限らず、 引戸というのは家の中の様々な場所の ONとOFFを使い分けてくれる、
なおかつスッキリと納まって邪魔にならない、 実に機能的なものなのです。
現在基礎工事中の「彦根 大堀町の家」は 今月末の上棟に向けて各準備が進んでいます。
昨日は、構造材のプレカット加工に入る前に 恒例となっている木材検査を実施してきました。
今回もなかなかの良材が揃いました。 豊住研の家づくりでは、構造材も意匠の一部として
表しにして見せる造りとすることが多く、 となると、木材の構造強度に関する検査だけでなく
材一本一本の木の目合いや節の見え方、色味などもチェックして 家が仕上がった時に、
これらの材をどのように見せるか、 そういった点についても 今の段階で検討していくのです。
後からは絶対に取替えのきかない部分ですからね。
ズラリと並ぶ国産杉の梁材。
これら一本一本はすべて専用の計測器によって 強度と含水率が計測されて、
その数値が印字されています。
日本の木造建築は熟練職人の知識と経験と勘によって
木材の選定や寸法決めが行われてきた流れがありますが
やはり、自然素材である木には品質にもばらつきがあるもの。
経験や勘の上に、さらに機械的な裏付けがプラスされることで
永く安心して住み続けられる、家づくりができるのだと思います。
木材の品質管理においては重要な含水率を 専用の計測機器でチェック。
製材元の印字表記ではすべて15%以下となっていましたが 実計測でも
すべて15%以下であることが確認できました。
こうして無事、構造材検査が終了。 次はプレカット加工工程へと進んでいきます。
なかなか手間のかかる材料検査ではありますが 建物の長寿命化が
必須となっている昨今にあっては とても重要なプロセスです。
「彦根 大堀町の家」
今日も一日、寒風吹きすさぶ真冬日でした。
長浜市内では雪はちらつく程度でしたが、 「余呉町の家」辺りではさすがに、時折本降りの様相。
年末の積雪は長浜市内とそれほど大差なかったですが それでも辺りにはまだしっかりと雪が残っている状態。
年が明けてからも毎日のようにちらつく雪。 この残雪が一度さっぱり融けてなくなってほしいものですが・・・
持参した温度計を確認してみると、現場の気温は2℃! 冬の現場は本当に寒さ厳しいものです。
ここで朝から晩まで作業にあたってくれている 石田大工さん、西村大工さん、工務の徳田氏、
ほか協力業者の皆さま方、 本当にごくろうさまです・・・
雪が降ろうが、吹雪が来ようが、 みんなの協力のおかげで 現場は進んでいくのです。
長期優良住宅認定「余呉町の家」
2階の階段周りの腰壁と そのコーナーに立つ柱との取り合い。
桧の柱と、杉の笠木が突き合い、 僅かな隙もなくビシッと納まる。
プロの大工さんの仕事だから 当然といえば当然なのだが、
それでも、より「きれいに納まっている」仕事は パッと見た時に感じるものがあるのです。
こういうのを見ると、スリスリと手で摩って うん、うん、とうなずいてしまう。
木を生かしてくれる職人の技、 見ていて何か、嬉しくなるのです。
「高月町 小さな離れ家」
皆様、あけましておめでとうございます。 今年最初のスタッフブログとなります。
昨年においては、家づくりにご縁をいただいた皆様、 このブログに訪問いただいた皆様、
現場で奮闘していただいた協力業者の皆様、 大変お世話になりありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年に続き、雪の正月となりましたね。 週間予報を見てある程度の予想はしていましたが
短時間にずいぶん降り積もったものです。 大晦日の朝、いきなり外は風雪たたきつける銀世界。
子供たちは朝起きるや否や、 外に飛び出してお約束の雪だるまづくり。
元旦には、私も今年最初の建築仕事、 120センチ級ソリ専用スベリ台を構築しました・・・
この年末年始、心と体を休め、鋭気を養い、 自分自身の一年の目標を紙にしたためました。
皆様もそれぞれに、過ぎた一年と、 これからの一年を見つめる時間があったことと思います。
今年も豊住研スタッフ一同、 真摯に、いい住まいづくりに取り組んでまいります。
新たな年、どうぞよろしくお願い申し上げます。