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2011年11月27日(日)
皆さんは富田町の「冨田人形」をご存じでしょうか。
約170年前から北富田に伝わる、
県の無形民族文化財にも指定されている人形浄瑠璃です。
びわ北小に通う息子が、5~6年生全員で冨田人形を教わり、
今日、リュートプラザでの冨田人形定期公演にて
みんなで練習した人形浄瑠璃を一幕披露するとの事で
子供達の晴れ舞台を見に行く予定だったのですが・・・
急遽、スタッフが足らないので裏方手伝いをしてくれとの依頼。
(何せ地元の一般人で運営している人形団なので)
観客席上のスタッフルームから見ることになってしまったのですが
こういう舞台裏には初めて入りました。
本格的な機材がずらりと並ぶ室内。

与えられた役割は会場に設置された3台のカメラを駆使して
公演の模様を録画するというもの。
場面ごとにカメラを切り替えたり、
ズームやパーンの操作をしたりするのですが
機械の操作はもちろん初めて、
公演の内容(ストーリー)も知らないのに
果たしてまともにこなせるのか(汗)・・・
開演の一時間前に必死で操作を教わり、いざ本番へ。

3公演の作業を何とかやり終えたのですが
子供達の公演を見るのは画面越し、
それも機械操作に必死だったので
終わってみれば、何を見たのかよく覚えていませんでした(泣)
こうなれば自分で録画した映像を後で見てみようかと思いますが
ちゃんと見るに耐えるように撮れているのかどうか・・・

舞台裏が見れたのは、ちょっと新鮮な体験でしたが
やはり我が子の晴れ舞台は観客席でゆっくり見たかった・・・
貴重な体験?をした一日でした。
(太田)
2011年11月23日(水)
大堀町の家の南西面、リビングにある小窓の前。
小さな水路をはさんで
お隣さんと向かい合わせになる窓の前に
互いの視線が気にならないように
常緑樹のシラカシを植樹しました。
萌芽力があり、日陰でもよく育つ木。
お隣さんが迫っていても
植栽の工夫で視線を調節すれば
昼間にカーテンを閉めておく必要もなくなり、
窓の向こうには鮮やかな緑が見られます。

木を植えると、虫や鳥たちがやって来ることもあります。
その様子を子供達と観察するのも楽しいものです。
おや、ふと見ると、その痕跡を発見。
さっそくヤツがやって来たようですね・・・

はやにえは、秋に一番多く見られるそうです・・・
(太田)
2011年11月20日(日)
先日地鎮祭を行った、
入江の家、T様邸。
着工に先立ち、まずは建物の各部詳細について
素材、色、ディテール等々を改めて確認しながら
じっくりと打ち合わせを進めて行きます。
建築の専門家ではない住まい手さんが
2次元の図面からの情報だけで
家の完成型をイメージするのはなかなか困難なことですが
ここで満を持しての、詳細模型の登場。
これがあれば住まい手さんも
完成型を具体的にイメージすることができます。
さまざまな角度からの見え方、
周囲からの視線、こちらからの視線、
室内のつくり、空間のボリューム、
オープンプランの広がり、
デッキを介しての内と外のつながり・・・
暮らしのイメージが浮かんできます。

完成までに幾度となく行う打ち合わせ、
この模型が最後まで大いに活躍してくれるのです。
(太田)
2011年11月16日(水)
彦根 大堀町の家、外構工事では
最後の仕上げとなる、板塀とデッキを施工しました。
一日で確実に完了させるために
三浦大工さんと共に
豊住研工務スタッフの高木、徳田両氏も加わって
一気に作業を進めました。
材料はすべて、当社作業場にてきっちり塗装済みなので
基本的に長さを測ってカットし、組み付ければ完成です。

道路に対しての目隠しの役割も果たすため
板塀の高さは2m近くもあります。
これだけの高さになると
台風時など相当な風圧力が掛かってきますが
そんな状況でもびくともしないように
柱を金物でガッチリと固定しています。

完成すればこのように。
内側と外側、相互の視線は適度に遮りつつ
ある程度の風通しは残す、目透かし貼りの板塀。
通りに対して適度なバッファーとなり
デッキの使い勝手も断然変わってきます。

デッキのサイズは、約2m×5m。
腰を掛けるのにちょうどいい高さにするために
デッキは内部の床からは一段下げています。
少し低いくらいのほうが
庭との一体感が高まるのです。

これにて一旦工事は完了、とはいえ
これが完成型ではありません。
今後、住まい手さんの手によって
庭の芝張りや植栽、季節ごとの花などなど、
徐々に手が加えられていく予定。
緑が入れば、庭はぐっと良くなります。

いやはや、一年後、二年後が楽しみです。
(太田)
2011年11月12日(土)
秋らしからぬ暖かかった日々も過ぎて
朝晩はだんだんと冷え込むようになってきました。
我が家のOMソーラーも今週からようやく、
冬モードへと運転を切り替えたところ。
夏の間はお湯採りが大活躍して
我が家は石油給湯器を使っているのですが
7月~10月は灯油の補充はゼロ!でした。
このところ、快晴日はぐっと減ってきましたが
薄曇りの空でも、しっかり太陽熱を集熱してくれて
今シーズン、まだ室温が20度を下回ることがありません。
もちろん、暖房器具などは一切使わず。
いよいよ、OMソーラー本領発揮の季節です。

今冬の、OMソーラーの新しいCMも流れ始めています。
キャッチコピーは
『電気ちょこっと、これからの家』
CS放送「朝日ニュースター」限定での放映ですが
You Tubeでも見られますので、どうぞご覧ください!
(太田)
2011年11月10日(木)
6月に完成した、彦根 大堀町の家にて
遅ればせながら現在外構工事が進行中です。
道向かいに建つ、ご実家の建物の改修工事が
こちらの完成と入れ替わりでスタートしたため
工事車両の駐車スペース等々が必要・・・という事で
外構工事はしばらく待ち、であったのですが
改修工事のほうも概ね片が付き、
先月末からようやく外構工事に着手。
おかげさまで大きな天候の崩れもなく
着々と進んでおります。

木、石、枕木、ブロック、砂利、山砂、植木、
ブロック以外はすべて自然に存在する材料。
これらを使ってつくる、シンプルな外構です。

週明けは大工さんの出番、
板塀とウッドデッキの組み立てを行います。
(太田)
2011年11月07日(月)
先日、誤って編集した写真データを消去してしまった八島町の家、
改めて完成写真をいくつかアップしたいと思います。
今回、大規模改修させていただいた八島町の家は
元々母屋の離れ的な用途として使われていた建物でしたが
独立世帯の住居として、ある程度使えるように
全体的な間取りの変更と
キッチン・洗面・トイレの水回りを充実させました。
内部の造りはいつもの豊住研の雰囲気とは少し違って
一面ダークカラーの床が特徴的。
各部のディテールも非常にすっきりとした納まりとなっています。
もとは真壁じゅらく塗りの純和風部屋ばかりでしたが
住まい手様たっての希望で内部の造りは劇的に変化しました。
が、以外に元々の主要な構造部分はそのまま利用して
間仕切り壁の撤去、新設によって間取り改修ができているのです。


今回は照明計画においても
内部全体をすっきりとした印象にまとめるため
ほとんどの照明をLEDダウンライトで統一しています。
従来の電球や蛍光ランプの光源とは特性が違うので
器具選定には少々気を遣いましたが
結果明るすぎず、暗すぎず、
ちょうど良い具合に計画できました。

光の広がりや色合いは白熱電球に近い印象で
器具本体もシンプルな形状でサイズもコンパクト。
今後ダウンライトはLEDタイプが主流になっていきそうです。

洗面カウンターもダークカラーで統一。
洗面ボウルはこれまた渋い、窯肌色。
隣接する廊下に対して開けっぴろげすぎないように
フロストガラスでゆるく隔たりをつくっています。

縁側は長い廊下に変わりましたが
廊下に面する各部屋に採光・通風が得られるように
引戸やランマ窓でつながりをつくっています。

打って変わって外観。
屋根はまだまだ良い状態を保っており、従前のまま、
外壁の仕上げ部分を全面的にリニューアルしました。
玄関廻りは焼杉板と漆喰壁のツートン。
瓦屋根にこの外壁仕上げは相性抜群です。



元からあるものを受け継ぎつつ
現在の暮らしに合わせた機能、性能を付加するリフォーム。
これからまた、生まれ変わったこの住まいが
永く使い続けていただけることを願っています。
住まい手のK様、ありがとうございました。
(太田)
2011年11月03日(木)
本日11月3日は文化の日、そして大安吉日。
とてもめでたい、記念となる日に
米原市にて地鎮祭を執り行わせていただきました。
また新たにこの地で始まる、
住まい手であるT様の家づくり。
今後の工事が滞りなく無事に進められるように、
ご家族皆様がいつまでも健やかに、幸せに暮らしていけるように、
まずはこの地鎮祭の場で、祈願させていただいたのです。
皆さん晴れやかな、いい表情していらっしゃいます!

幾度となく経験している地鎮祭ではありますが
その度に、これから始まる家づくりに対して
住まい手様の大きな期待感がひしひしと伝わってきて
改めて、身の引き締まる思いです。
まだこれから諸々の申請手続きもあり
本格的な着工はもう少し先になりますが
一棟入魂の気持ちで取り組んでまいります。
T様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(太田)