いい住まいをつくる重要な要素のひとつとして
陽の光をいかにして家の中に取り込むか、
という事があります。
周囲を建物に囲まれていたとしても
時間帯によって、あるいは季節によって
どこかしら陽の光が差し込むポイントがあるものです。
敷地や周辺の状況を事前によく観察し、
光のポイントを見つけて
家の中に最大限取り込めるように計画します。
南西側に2階建の隣家が建っていますが
そのお隣さんの屋根越しに空が望める窓。
リビングに吹抜をつくり、大きなFIXを設けて
午後からの光を取り込みます。
窓のメンテナンスも考慮して
足場替わりになる大きな窓台をつくってあります。

北に面する洗面室にはトップライト。
窓から光が入らなくても
トップライトから降る天空光によって
朝から明るい場所で洗面ができます。

差し込む光の雰囲気も
時間によって、その日の天候によって、季節によって、
刻一刻と変わっていきます。
そんな光の移ろいを家の中に居ながらにして
何気なしに感じられるような窓が計画できれば
いい住まいになるのだろうな、と思うのです。
『彦根 大堀町の家』
(太田)
『彦根 大堀町の家』では6月12日(日)に完成見学会を予定しています。
今回はDMとホームページのみでのご案内となります。
詳細案内まで、今しばらくお待ちください。