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2011年09月24日(土)
玄関上り口に、もとからあった大きな式台。 板幅60cm、長さ3.8mの立派な一枚物の無垢板です。
経年とともに表面の色ツヤは失われ、 シミや汚れが目立ってきていたこの式台。
今回、表面を丁寧にサンドペーパーで磨き直し 蜜ロウ配合のウッドワックスを塗り込んで仕上げました。
この何とも深みのある赤褐色、 何も色などはつけておらず この木材本来の色がワックスによって引き立っているのです。
ついこの間までの状態と比べれば まさに見違えるような、美しい色ツヤと木目。
年月を経て古びたように見える木材も 一皮むけばこのように、当時の状態を取り戻せる。 無垢材なればこその特権、そして よく吟味された材だからこそ こうして長きにわたって使い続けられるのです。
(太田)