先日、住まいの点検にお伺いした木之本Sさん宅の薪小屋。
小屋の中にはもうすでに
来シーズンのための薪がうず高く積まれています。
およそ3年の時を経て
白木の部分は適度にくすんだ色になり、
焼板は風雨にさらされて
少しこげ茶色がかった色に落ち着いてきました。
芝はびっしりと地面を覆いつくし
ケヤキの葉張りもひと回り大きくなりました。
建った当初はその真新しさゆえに
周りから少し目立つ存在であったのが
今や、辺りの風景にもすっかり馴染んで
なかなかいい存在感を醸し出しています。

最初から経年変化のイメージを描きつつ
計画を練っていくのですが
こうして実際に時を経た姿を見れば
改めて気付かされることもあります。
この先も永~く、
見守り続けていければ、と思うのです。
(太田)