昨日の土砂降りから、一夜明けお日様も顔をのぞかせるいい天気となりました。
今日は、お寺の外トイレを建てるための地鎮祭です。
地鎮祭という行事は、土地の神様にここに家を建てますよと報告するためのもの
です。色々な所に八百万の神様がいらっしゃると考える多神教の日本では、建てて
しまってから、障りがあっては困るので最初に言葉祓いをしておくということです。
あわせて工事中の無事と家の繁栄などもお願いいたしますが、これは付け足しです。
私もいろいろと立ち会っておりますが、浄土真宗の地鎮祭は初めてです。四方に
竹が挿してあるわけでもなくもちろん注連縄はありません。

やはり南無阿弥陀仏と書かれた六字名号と三具足は出ていましたが、燭台に
朱蝋燭が挿してあったのにはちょっと驚きました。仏様のおめでたい行事に使用
すると聞いて納得できました。

地鎮祭が始まって、ご住職が 如是我聞で始まる仏説阿弥陀経を唱えられたの
にはかなり驚かされました。帰ってから調べてみると阿弥陀経とは、お釈迦さま
が祇園精舎において舎利弗をはじめとする弟子に説法されたもので、そのみ教え
を信ずる者を護ってくださることが説き明かされてるそうです。
参列した全員が焼香をし終えてもまだまだお経が続くというのも何か手もち
無沙汰で不思議な気分でした、祝詞自体が短い神式の地鎮祭に慣れてしまって
いるせいかもしれません。

地鎮祭も無事おわり、そのあとは早速基礎工事が始まりました。お盆も控えて
いるので何とか早く完成させたいと願っております。
豊住研株式会社 津田