先日、現在工事が進行しているすべての現場へ
工事の進捗や現場の安全、清掃の状態などの確認のため
巡回点検を行いました。
この日は梅雨真っ只中に珍しく、雲ひとつない晴天。
空気も澄んでいて、車での移動中は
ちょっとしたドライブのような気分。
そして現在工事中のとある現場へと向かいました。
余呉の山あいの道を、けっこう奥地へと車を走らせます。
すると現れる、緑のトンネルのような美しい参道。
陽の光を浴びて輝く新緑が目に眩しい・・・

ここは余呉の山奥の、とあるお寺。
ここの庫裏の一部改修工事を行っているのです。
緑深い山々を背にして、とても立派な本堂が建っています。
はるか600年前!に開かれた、由緒あるお寺なのです。

辺りには常に山からのゆるやかな風が吹いていて
木々の葉が風に揺られて奏でる
シャラシャラという音だけが辺りを包む、
何とも気持ちのいいところです。
境内の周囲は、もうすぐそこに山の斜面がせまっていて
あちらこちらに、小さな清流を見つけられます。
梅雨のこの時期が一番水量が豊富なのかも知れませんね。

境内にもこの水が引き込まれていて
建物に沿うようにきれいな水の流れがつくられています。
いいですよね、こういう躍動感のある
水の流れが手に届く場所にあるというのは。

緑豊かな木々があって、澄んだ水が流れる。
やはり人の情感に訴えるというか、
暮らしに潤いを与え、豊かにするもの。
生活に便利なモノはなんでも手軽に手に入る世の中ですが
人にとって本当に気持ちいいものは
やはり自然の中にあるのだなと
つくづくそう感じたのでした。
豊住研(太田)