先週の週末に、小豆島へ親和会の皆さんと一緒に会社の旅行で
出かけました。私も小豆島へは瀬戸内の島へ行くのは淡路島以外
では始めての訪問で、琵琶湖の三分の一ほどの大きさの島と聞い
てはいたんですが、日生からフェリーで一時間ちょっとの船旅でした
が、想像以上に大きな島で、思わずほうと声がでました。
私としては小学校時代に読んだ、二十四の瞳の舞台という思いが
強く岬の文教場には、ぜひいってみたいと思っておりました。


時間の関係上、映画のセット跡しか訪問できなかったのですが、
昔の小学校時代を思い出して懐かしかったです。木造校舎ですご
した世代もだんだん少なくなってきましたね、机といすが固定式の
木製でといった話も、ぜんぜん通じず、テレビか映画の中の話に
なってしまいます。
二十四の瞳という話は、当時はかなり重い話だったように記憶し
ていたんですが、本格的に本を読み出すきっかけになった貴重な
小説のひとつでした。そのあと長い長い橋のない川を読み始めた
くらいですから。
映画のほうは前作も田中裕子主演のも見てはいないんですが、
映画のためだけにこれだけのオープンセットを新しく作ってしまうと
いう映画人のいう情熱にはあらためて驚かされました。

学校のすぐ前が海という、すばらしい分教場、一度スクリーンで見
ておけばよかったかなと少し後悔をしておりました。観光で来るには
素晴らしい所だと思ったんですが、過疎化が進んでいるとも聞き、い
ずこも悩みは同じという思いになりました。しかしまたもう一度訪れて
みたいと思わせてくれた小豆島とそこに住んでおられる皆様に感謝
いたしております。
(津田)