先週、管理建築士講習会に行ってきました。
昨年に施行された改正建築士法によって、建築士事務所の管理建築士についての要件が強化されて、所定の講習を受けることが義務化されました。
姉歯の構造計算書偽装問題が発覚して以降、法改正が続き、その度に講習会の通知が送られてきます。ここ最近だけでも「改正建築士法の解説講習会」、「一級建築士定期講習会」、そして今回の「管理建築士講習会」といった具合に・・・
200ページにおよぶ、分厚いテキストが会場で受付したその場で手渡されます。

朝9:30から夕方4:00までの時間みっちりと、この一冊全部の要点が説明されていきます。
休憩を除くと実質5時間、かなりのスピードでページが進みます。
昼食後の講義なんて睡魔におそわれながらも
講習の最後には修了考査があるので居眠りしている場合じゃありません!
ただ、200人近く集まった会場の参加者に一日詰め込みで
一方的な説明だけで理解させられる内容じゃありません。
講義内容も修了考査の対策をしているような・・・
法改正においては、こういう国のやり方はいつも実情に即していないと感じます。
本当に広く理解を深めていきたいのなら、テキストを事前に配布しておいて
質疑応答形式にするとか、一回の参加人数をもっと絞るとか、
今のやり方ではカタチだけの講習会のような気がします。
みんな貴重な時間を都合つけて参加しているんですから
もっと実のある講義にしてほしいものです。
けっこう高い受講料を払っているのですから。
(太田)