今週は22日~23日の二日間東京にて、全国のOMソーラー協会加盟工務店が集まる『ひと・すまい・くらしラボ』の研究会に出席してきました。
『ひと・すまい・くらしラボ』とは、
木構造研究部、環境住宅研究部、既存住宅対応研究部
工務店競争力研究部、家づくり研究部
以上5つのテーマについて工務店の有志が主体となり
また各研究部において、その分野の大家を顧問に招いて
地域工務店の家づくりの更なる向上を目的とした研究会(ラボ)です。

こうした会議や勉強会が年に数回あるのですが
OMソーラーの加盟工務店はみんな本当に勉強熱心です。
一日目の午前中には、住宅研究家の木下壽子さんの記念講演でしたが、住宅における近代史の講義に聞き入っていました。(学生時代の授業ではほとんど興味なかったんですが・・・)
全国の工務店が一体となって実務的、実践的なレベルで取り組んでいけることは
非常に有意義であり貴重な機会です。
当社もそれぞれの研究部に参加して家づくりのレベルアップに取り組んでいきます。
二日目の午後は建物見学に田園調布へ。
建築家の堀部安嗣さん設計の建物を2棟見学しました。
2棟とも住宅研究家の木下壽子さんがオーナーの集合住宅です。
1棟は大きなケヤキがファサードと一体となった「ケヤキガーデン」

もう1棟は中庭のある「アビターレ玉川田園調布」
その中庭には緑と火(暖炉)と水場がありました。


無駄な装飾のない空間の美しさ、すべては機能性をともなったデザイン。
講演で木下さんは、いい建築とは時の経過に耐えるデザインだとお話されていた。
この2棟にも時間の経過を感じさせない印象を受けました。
内容の濃い二日間で少々疲れましたが
有意義な会議に参加でき、またいい建築も見ることができて
充実の二日間でした。
(太田)