昨日、入居されて半年となる『余呉町の家』Nさん宅に
定期点検にお伺いしました。
入居されてからも諸用で何度か立ち寄らせてもらっていますが
来るたびに、何かしら住まいに変化、進化があって
それを観察するのが楽しみになっているのです。
今回も、庭先に自作の薪小屋が完成していました。
ちゃんと、建物とマッチするように
ダークブラウンに塗装された杉板で囲われていて
いやはや、立派なもんです。
これでシートにくるまれていた薪も片付きますね。

肝心な住まいの点検のほうも
同行の工務担当徳田氏と一緒にしっかり実施。
木の住まいは、特に1~2年目の新しいうちは
季節の変わり目など、建具の調整等を必要とするので
チャチャッとその場でチェックしていきます。

その他は特に異常もなく、快適にお過ごしいただいているご様子。
何時お邪魔しても、家の中はスッキリと片付けられていて
この住まいに愛着を持ってもらえていることが伺えます。
つくり手としては、嬉しい限りです。
帰りがけに、玄関先のヤマボウシについたたくさんの実、
ひとつパクッと味見させていただきました。
意外に知らない方も多いのですが
ヤマボウシの実は甘くておいしいんですよ~
例えるなら、擦りリンゴみたいな味でしょうか。
ご自宅にヤマボウシの木がある方は一度ご賞味あれ。

豊住研のつくる家は、完成して入居されてからも
住まい手さんが手を加えていける余白があります。
住みながら、自分達の好みに工夫してゆくことで
さらに家は良くなっていくものです。
Nさん家も、まだまだこれからが楽しみですね~
(太田)